令和7年1月2日黒髪山奥之院

令和7年1月2日黒髪山奥之院

令和7年1月2日。恒例の正五九の黒髪山参拝です。

現在、佐世保に鎮座する黒髪山大智院はもともと武雄市山内町の黒髪山の山上に鎮座していました。

黒髪山と云う山は、平安時代の弘法大師様より以前から霊峰としての信仰があったようです。

弘法大師空海様のご登嶺によって、古くからの密教霊山として、またのちには山岳信仰の拠点として多くの人々の信仰を得ました。

武雄鍋島家の祈願所として武家や商家からの御祈祷を行い、江戸時代初頭には京都大覚寺宮様とのご縁を頂戴して、院家の格式を賜わりました。

往時は数十の末寺を抱える肥前の大勢力であった云いますが、明治の廃仏毀釈の頃に火災に遭遇し、佐世保に海軍鎮守府が設立されたことで佐世保への移転復興が進められました。

そのため、佐世保市制100周年とほどなく々タイミングで移転100周年、開創1200年を迎えたわけです。

佐世保に移転しましてからも、黒髪山の住職は正月・5月・9月の正五九には必ず黒髪山への参拝が不文律となって伝わっております。

本年も、無事に正月の参拝を執り行うことが出来ました。

今年1年の皆様の弥栄をお祈り申し上げます。