令和3年6月も月末を迎え、7月を眼前に控えた夏日の今日です。
黒髪山のお堂は、多くがコンクリート造りなのですが、自然の庭木に囲まれて純木造のお堂が一つだけございます。
観音さまのお堂で蓮華殿と申します。
平成になって永代供養を希望される方々のために建立された永代供養堂です。
佐世保の景色には、こういった時間とともに自然に溶け込んでゆく木造建物が、なんとも言えない良い雰囲気ですね。
中に安置されていますのは、日本人の誰もが知っている仏さまということで観音さまです。
右手で蓮の花の花びらを広げる瞬間をとらえた造形です。
これは私たちの悟りの花びらが開く瞬間ということなのでしょう。
新型コロナの不安が続く日々ではありますが、生きている私たちだけでなく、亡くなったご先祖さまたちにも、日々心安らかであって頂きたいと願う毎日です。
